「預金」「融資」「決済」の金融イノベーションが世界中で開発

2016年11月3日8:54

アメリカをはじめ、カナダ、ブラジル、イギリス、ドイツ、イスラエル、ロシア、オーストラリア、中国、香港、韓国、シンガポール、ベトナム、インド、ケニア等の国で、金融の三大業務である「預金」「融資」「決済」を代替する金融イノベーションが開発されている。「世界の決済・ 送金サービスのイノベーション」では、世界で進行しているモバイルペイメントやオンラインペイメントなどのペイメントや送金にかかわるイノベーションについて紹介している。

FinTechとは、IT(Information Technology)を活用した金融サービスのイノベーションであるが、新しい決済・送金サービスには、NFCやクラウド決済、M-POSといったモバイルペイメント、オンラインペイメント、オンライン送金サービスなどがあり、FinTech投資の多くの部分を占めている。

一方、FinTechによって新たに生み出されている金融サービスには、P2Pレンディング、P2P送金サービス、オンライン家計簿、PFM(Personal Finance Management)(家計・資産管理の自動化・分析)、オンライン与信審査、資産運用アドバイス(インデックス、自動リバランス)、クラウドファンディングなど新しいタイプのものがある。

FinTechペイメントソリューションとして、ミディアムでは、銀行やカード会社などによる従来のネットワークの代替ペイメントネットワークである(A)「トラディショナル・ペイメントネットワーク」 のほか、(B)独立した少額決済ネットワークである「インディペンデント・ペイメントネットワーク」 、(C) Aのトラディショナル・ペイメントネットワークとBのインディペンデント・ペイメントネットワークとの相互接続性を有する「インディペンデントリテール・ペイメントネットワーク」 の3つのカテゴリーに分けている。

(A)トラディショナル・ペイメントネットワーク

新しい多くのペイメントソリューションは、Aのトラディショナル・ペイメントネットワークに属し、これらの主なペイメントソリューションには、インターバンクネットワーク(Cross border Interbank network)のEarthport、電子財布のプラットフォーム(Digital Wallet Platforms)のFundamo、Omne、Hyper Wallet、プロセッサー(Processors)のSkrill、Square Cash、Stripe、Pay Pal、電子財布(Digital Wallets)のApple Pay、LoopPay、Pay App、Neteller、モバイルPOSペイメント(POS Technology)のPayfirma、Leaf、iZettle、Level Up、Square、Sum Up、インターバンクモバイルペイメント(Interbank Mobile Payments)のPaym、IMPSなどがある。

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日本に進出したプロセッサーのStripe


(B)インディペンデントペイメントとトランザクションネットワーク

 インディペンデント・ペイメントネットワークは、ケニアやフィリピン、インドなど新興国におけるモバイルフォンキャリアが担っている。これらの主なペイメントソリューションには、フィリピンのSmart MoneyやケニアのM-PESA、インドのAirtel Moneyなどがある。

(C)インディペンデントリテール・ペイメントとトランザクションネットワーク

 独立した少額決済ネットワークの多くは、Aのトラディショナル・ペイメントネットワークとも接続している。インディペンデントリテール・ペイメントには、キャリア請求(Pay through mobile bill) のboku、Bilton Mobile、資金振替(Money Transfer Services)のSkill、Kllck Ex、Ripple、Transfer Wise、クローズドループ決済(Closed Loop Payments)のRibbon、popmoney、PayPal、Venmo、Square Cashなどのソリューションがある。

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資金振替のRipple

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