中国銀聯公式オンラインショッピングモール「銀聯在線商城 日本館」(上)

2010年9月14日8:00

中国銀聯公式オンラインショッピングモール「銀聯在線商城 日本館」(上) 

中国銀聯公式オンラインショッピングモール「銀聯在線商城」
6億人の銀聯カードホルダーにダイレクトプロモーションを実施

中国銀聯グループのネット決済専門会社である上海銀聯電子支付服務有限公司(China Pay)が運営する「銀聯在線商城(ギンレンオンラインモール)」内に日本商品の販売を行う専門サイト「日本館」がオープンした。中国ネットショッピングはCtoCの取引が主流ということもあり、これまで中国でモール事業を展開した日本企業の多くが苦戦を強いられている状況だ。そんななか、銀聯在線商城は「中国銀聯」の信用力と安心感のあるECモールとして大きな注目を集めている。「日本館」の運営管理を行うChina Commerce(チャイナコマース)に銀聯在線商城 日本館の展開について説明してもらった。

期待されるBtoC市場へのEC決済の拡大

世界20カ国の専門館を続々オープン予定

中国国家統計局によると2009年の中国の国内総生産は33兆5,353元(450兆円)と前年比で8.7%増加した。年々、可処分所得は増加しており、中国のインターネット決済は急拡大している。中国のインターネットの利用者は30歳以下の若年層が全体の60~70%と中心だが、近年は30代~40代の利用者が急増している。また、女性のインターネット利用者もここ10年間で約半数に達している。

銀聯在線商城(ギンレンオンラインモール)

中国のインターネット利用者数は3億4,800万人と世界第一位で、2位の米国のほぼ倍とダントツの数字だ。一方、普及率は第9位で、13億人の人口規模からさらなる増加が見込まれている。

2009年末の中国国内のインターネットショッピング利用者は1億8,000万人。2008年末から46%増加した。特にこれまで主流だったTaobaoなどのCtoC決済だけではなく、BtoC市場への拡大が始まっているという。

銀聯在線商城(ギンレンオンラインモール)は、中国銀聯グループのネット決済専門会社である上海銀聯電子支付服務有限公司(China Pay)が直接運営に当たる中国銀聯公式オンラインショッピングモールである。

銀聯在線商城は「中国銀聯」の100%子会社であるChina Payが直接運営を行うことにより、信用力と安心感のあるショッピングモールとして注目を集めているという。China Commerceは銀聯在線商城と5年間の独占契約を結び、日本館に出店する企業の加盟店開拓を行う。China Payでは今後、日本館に続き、韓国、米国、ヨーロッパ各国を始めとした世界20カ国の専門館を続々オープンする予定であるという。

China Payとの直接契約により

業界最低水準の決済手数料を実現

「中国銀聯は日本館を最大の目玉と位置付けています。中国人にとって安全性やデザイン性が高い日本製品を所有することは1つのステータスとなっています」(China Commerce 取締役 物江雅信氏)

日本館の特徴の1つめはChina Payとの直接契約により、決済手数料2.5%、販売手数料4.0%から商品販売が可能なことだ。

「銀聯決済が利用できるオンラインモールはほかにもありますが、China Payと直接契約することにより、業界最低水準の手数料で中国進出が可能になります」(物江氏)

他のモールは接続する金融機関が少ないため、利用できるカードが少ないなどの問題があるが、China Payはほぼすべての金融機関と接続しているため、その心配はないという。

また、中国国内に専用のコールセンターを配して電話、チャット、eメールなどのユーザー対応はすべて現地のスタッフが実施する。さらに、日本館専用の物流サービス「日本館物流」を用意し、国際発送業務を代行する。

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