Airレジ、あらゆる決済・販促ニーズに対応するオールインワンソリューションを目指す(リクルートライフスタイル)

2016年12月14日9:43

「Airレジカンファレンス2016」を開催、「Airペイ」は2017年4月にApple Pay対応を予定

リクルートライフスタイルは、2016年12月12日に「Airレジカンファレンス2016」を東京国際フォーラムで開催した。当日は、2016年10月に発表した、クレジットカード決済・交通系電子マネー決済を1台の決済端末で対応できる業界初のサービス「Airペイ」(旧Airペイメント)や中国のモバイル決済「Alipay」にiPadだけで対応できる「モバイル決済for Airレジ」などのサービスも紹介された。

Airレジのアカウントも25万5,500を突破
「おみせのでんき produced by Airレジ」など連携するサービスも増加

Airレジカンファレンスでは、執行役員 大宮英紀氏がAirレジの現状と今後の展開について基調講演を行った。Airレジは、サービス開始から約3年を迎えたがアカウントも25万5,500を突破している。

リクルートライフスタイル 執行役員 大宮英紀氏

リクルートライフスタイル 執行役員 大宮英紀氏

Airレジと連携するサービスも増えており、丸紅新電力が発電・供給し、新たなサービスとしてリクルートライフスタイルが提供する電力サービス「おみせのでんき produced by Airレジ」を2016年12月22日から開始する予定だ。まずは、レストラン予約・グルメ情報サイト「ホットペッパーグルメ」とヘアサロン・ビューティーサロンの検索・予約サイト「ホットペーパービューティー」の利用店舗向けに先行受付を開始する。

会場にはタッチ&トライのコーナーも設けられ、参加者は「Airペイ」「モバイル決済for Airレジ」「POICHI for Airレジ」などのサービスを実際に体験した

会場にはタッチ&トライのコーナーも設けられ、参加者は「Airペイ」「モバイル決済for Airレジ」「POICHI for Airレジ」などのサービスを実際に体験した

非現金決済に対応した店舗多くても100万店舗?
求められるキャッシュレス決済とウォレットへの対応

同カンファレンスでは、国内の決済サービスの現状とリクルートライフスタイルの決済ソリューションについて、執行役員 戸田洋平氏が講演した。

リクルートライフスタイル 執行役員 戸田洋平氏

リクルートライフスタイル 執行役員 戸田洋平氏

国内でもクレジットカードを導入していない中小規模店舗は依然として多いが、その理由として、「クレジットカード決済のニーズを感じていない」という意見が一番多かった。また、未導入による失脚の頻度について、「年にほとんどない」が71%となり、ほとんど影響はないと感じている店舗が多かった。

また、顧客がお店を選ぶ際、クレジットカードが利用できることを確認する人は約3割、たまに確認する人をあわせると73%となる。その際に、店員に確認する人は10%ほどで、多くが顧客自身で外扉やレジのアクセプタンスマークなどを見て理解しているため、顧客のニーズは店舗に伝えられていないという。

さらに、クレジットカードが利用できない店舗の場合、もう一度そのお店を選ぶかという質問では、「選ばない」「どちらかというと選ばない」と回答した人が約3割に及んだため、売上にも影響を及ぼしていると考えられる。

ジェーシービーが実施した「クレジットカードに関する総合調査」によると、クレジットカードは約84%、電子マネーは80%の人が保有するなど、多くの人がキャッシュレス決済を利用するようになった。その一方で、クレジットカードや電子マネーの設置台数をみると、1店舗に複数の端末が設置されているケースも多いため、対面で決済が可能な店舗は100万ほどで、「まだまだキャシュレス決済に対応していない店舗は多い」と戸田氏は話す。

今後は、インバウンド消費が小売りや飲食の市場の拡大を牽引するため、さらなるキャッシュレス決済への対応が重要となる。近年、訪日外国人が急速に増えており、2015年で2,000万人弱が来日。2020年には4,000万人、2030年には6,000万人が来日すると言われている。また、訪日外国人が利用する決済手段として、日本では変わらずに現金が多いが、クレジットカード等のキャッシュレス決済の利用も増えてきた。

また、将来的な利用拡大が期待されるのがウォレットアプリだ。たとえば、中国の「Alipay(支付宝)」は、年間取扱額76兆円、8億人の利用者を有しており、決済を軸として大きなプラットフォームが構築されている。Alipayの機能の1つである預金サービスの「Yu’ebao(余額宝)」は、2.5%と高い金利が付き、日時で還元されるのが特徴だ。また、「芝麻信用」は個人の信用をスコア化し、その数値が高い人ほど魅力的な特典が付与される。さらに、クーポンなどの特典、SNS機能を有している。

「Airペイ」は一台の端末でクレジット、電子マネー利用が可能
「モバイル決済 for Airレジ」は大手企業での利用が加速

また、国内では複数の共通ポイントサービスが登場。店舗にとっては、クレジットカード、電子マネー、インバウンド決済などへの対応とあわせ、対応が求められている。リクルートライフスタイルでは、一台のカードリーダとiPadもしくはiPhoneを利用して、それらの決済が利用できる環境を提供可能だ。

Airレジで実現できる決済・販促サービス

Airレジで実現できる決済・販促サービス

「Airペイ」では、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discoverの6ブランドに対応。また、SuicaやPASMOなど、全国の交通系電子マネー9種も取り扱い開始を目指して試験運用中で、年明けをめどに提供を予定している。さらに、QUICPayとiDへの対応も予定しており、2016年4月には、国内の「Apple Pay」の利用をスタートする。

「Airペイ」では交通系電子マネーの利用がまもなくスタートする予定だ

「Airペイ」では交通系電子マネーの利用がまもなくスタートする予定だ

「モバイル決済 for Airレジ」は、前述のAlipayに加え、コミュニケーションアプリ「LINE」のモバイル送金・決済サービス「LINE Pay(ラインペイ)」に対応している。すでにビックカメラ、ソフマップ、コジマなどの大手店舗で導入されている。

Airレジは中小規模店舗の利用が中心だが「モバイル決済for Airレジ」はAlipayが利用できることもあり大手企業からの引き合いが多い

Airレジは中小規模店舗の利用が中心だが「モバイル決済for Airレジ」はAlipayが利用できることもあり大手企業からの引き合いが多い

また、「POICHI for Airレジ」は、ジェーシービーが提供する「ポイントおまとめサービス POICHI」と連携し、「POICHI」が取り扱う複数の共通ポイントを利用できる販促支援アプリとなる。現状は、PontaとTポイントに対応。Airペイ同様の決済端末を使用するため、カード決済もポイントも1台の端末で処理可能だ。

「POICHI for Airレジ」はPontaとTポイントに対応

「POICHI for Airレジ」はPontaとTポイントに対応

今後も決済市場はめまぐるしい変化が起こると予想されるが、Airレジでは機能を随時追加することで新たな決済に対応していきたいとした。

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ペイメントナビ編集部

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