日本でもカジノホテルのカスタマー・ロイヤルティ・プログラムに注目が集まる?

2017年2月23日13:13

2016年12月にいわゆる“カジノ法”が国会を通過した。“カジノ法”とは、「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」(略称「IR(Integrated Resort)推進法」)である。今後、カジノ運営業者の選定基準やギャンブル依存症対策などの関連する法整備が図られ、2020年東京五輪以降に日本にいくつかのカジノを含む複合的な観光施設をオープンさせる計画とされている。国際観光産業の育成は日本の経済政策の柱として位置付けられて、ポスト東京五輪の観光振興策の目玉として、カジノを含む複合的な観光施設の導入への期待は大きい。

カジノを含む複合的な観光施設はIR(Integrated Resort、複合型リゾート)と呼ばれ、国際会議場や国際展示場といったコンベンション施設のほか、リゾートホテル、劇場や水族館などアミューズメント施設やショッピングモール、レストラン街、美術館、博物館などを含めて総合的かつ統合的に開発されるもので、アメリカやカナダ、オーストラリア、シンガポール、フィリピン、澳門など世界各国でこのIR(Integrated Resort、複合型リゾート)の導入が進められている。日本と同様に法律でカジノが禁止されていたシンガポールも、ギャンブル依存症対策を徹底して行った上で、観光振興策としてIR(Integrated Resort、複合型リゾート)の開発に取り組んでいる。2010年1月に開業したリゾートワールドセントーサや2010年7月に開業したマリーナベイサンズという政府公認カジノが併設された2つのIR(Integrated Resort、複合型リゾート)は、日本のIRのお手本になるといわれている。

カジノホテルのカスタマー・ロイヤルティ・プログラムは、ホテルの宿泊代金のみならず、カジノのプレー代金、レストランやショッピングモールなどの関連施設で特典ポイントを獲得することができ、獲得したポイント数に応じて各種特典が提供されるほか、航空会社のFFP(Frequent Flyers Program)のように3つから5つものステータスによるエリートプログラムによる顧客の徹底した差別化を行っていて、ステータスに応じて盛り沢山の特典が提供される。こうしたカジノホテルのカスタマー・ロイヤルティ・プログラムは、カスタマー・ロイヤルティ・プログラムの業界誌によるプログラムオブザイヤーの上位に毎年ランクされている。

※「世界の観光と決済・カードサービス完全ガイド」より一部を紹介

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