フライトシステムコンサルティング、iPhoneやiPadがクレジットカード決済端末になる「ペイメント・マイスター」

2017年3月7日0:00

Apple Pay等に対応した「Incredist Premium」は北米、欧州、アジアで展開

スマートフォン決済サービスを提供するフライトシステムコンサルティング(フライト)は、タブレット連動型のクレジットカード決済装置「Incredist Premium(インクレディスト・プレミアム)」を北米や欧州、アジアで展開。手のひらサイズの小さな1台で、クレジットカード決済のみならず、MasterCard Contactless、Visa payWave、Apple Pay等のコンタクトレスEMVや、FeliCaベースの電子マネーにも対応できる最新鋭のマルチ端末だ。

iPhone等を決済端末にした国内初のサービス
「Incredist Premium」でコンタクトレスEMVにも対応

フライトは2010年9月、iPhoneやiPadをクレジットカード決済端末にする大企業向けの電子決済ソリューション「ペイメント・マイスター」を国内で初めて発売。高級ホテル施設やレストラン、観光タクシー、旅行代理店など、幅広い業種の決済に導入されており、ハイエンドの機器として国内屈指の大量導入の実績を有している。

フライトシステムコンサルティング 代表取締役社長 片山圭一朗氏

2013年4月には、磁気クレジットカード、接触型ICによるクレジットカード(EMV)、J-Debit、電子マネー、銀聯カードといった決済を1台で実現するマルチ決済端末「Incredist」を発売開始。バッテリー動作が可能なためiPad等とワイヤレスで連携でき、ポータブルで接客時の汎用性が高いことも評価を高めている。

さらに2016年3月、新型端末「Incredist Premium」を国内で先行発売。上述の決済に加え、コンタクトレス EMVにも対応できるようになった。フライトシステムコンサルティング 代表取締役社長 片山圭一朗氏は「コンタクトレスEMV対応の端末としてはおそらく最小、最軽量ではないでしょうか。グローバルモデルでありながら胸ポケットに入ってしまうコンパクトさです」と頬をゆるめる。

セキュリティ認証としては、PCI PTS 4.0、EMV Level1、Level2等を取得。片山氏は「日本でも海外でも、我々自身で新しいアクワイリングシステムに繋ぎ込んでいます。技術者がいて保守体制があり、何かあれば機能追加できるという端末は他にはないと思います」と、競合他社にはない強みを挙げる。

来たる2020年東京オリンピックを見据え、コンタクトレスEMV対応の同製品を、携帯電話キャリアをはじめ多くの企業が早くも支持。膨大な会員数を抱えるキャリアにとっては、自ら決済サーバを立てて設備を整えた方が低コストという側面もある。同社はこれまでに、「Incredist」「Incredist Premium」でモバイル分野で非常に高い決済シェアを占める。

磁気クレジットカード、 接触型IC によるクレジットカード(EMV)、 日本の電子マネーという3 種類の決済に加え、非接触型IC によるクレジットカード(コンタクトレスEMV)の決済に対応した最新鋭のマルチ決済装置「Incredist Premium」

電子マネー対応版の「ペイメント・マイスター for Thincacloud」
第一弾の対応ブランドはNTTドコモのiD

「ペイメント・マスター」の電子マネー対応版として、TFペイメントサービス(TFPS)と連携し「ペイメント・マイスター for Thincacloud」を開発。2016年6月から加盟店へ提供を始めた。同ソリューションはTFPSのクラウド型決済プラットフォーム「Thincacloud(シンカクラウド)」と接続し、タブレットと「Incredist」さえあれば電子マネー決済が可能だ。

さらに同年8月、電子マネー対応第一弾としてiDがサービスイン。「Incredist Premium」導入企業は、iPadやiPhoneに「ペイメント・マイスター for Thincacloud」をインストールすれば、iDや様々な電子マネー決済に対応できる。

連携先のThincacloudで対応ブランドやサービスが拡大した際には、導入企業は新たなハードウェアを投資せずとも、支払いニーズに合った決済手段を利用可能だ。

フライトは、国内展開にはFeliCaベースの電子マネーやポストペイを重視している。「近々、交通系も追加します。楽天Edyとnanacoは最終フェイズに来ており、QUICPayも国内のApple Pay対応として近々予定しています」と片山氏は語る。

電子決済事業で複数暗号鍵の切替に関する特許等を取得
「Incredist Premium」は暗号鍵を後から簡単に追加できる

同社は2016年11月、電子決済事業の研究開発から生まれた3つの技術の特許権を取得。ひとつは「複数暗号鍵の切替に関する特許」。複数の決済センターへの接続を1台の決済装置で完結するために、センターごとの暗号鍵の切替を装置内で行う機能を実現した。従来の決済装置では、ひとつの暗号鍵に対し決済センター1社という構成が主流で、現場では複数の端末がレジスペースを占有し、運用が煩雑になるという課題があった。

決済装置に複数の加盟店契約を登録し切り替えて使用する仕組みについての特許(例:宿泊施設)

通常、暗号鍵は工場出荷時に設定されているが、「Incredist Premium」では、特殊な仕掛けによりインターネットから暗号鍵を入れることが可能で、この点も他社にない強みだ。

もうひとつの「無線を使った複数機器の設定に関する特許」は、iPad等と決済装置を素早く確実に設定するために、接続を瞬時に把握する機能だ。「Incredist Premium」はiPad等とBluetoothを使いペアリングを実施するため、同技術が搭載されている。

スマートデバイス搭載のWi-Fiなどの無線技術で、決済装置等の外部機器に接続する際、無線の特性上、接続状態の可視化が困難だったが、多数の決済装置を導入する大企業などは特に、接続を瞬時に把握することが肝要だ。この特許は今後、無線技術を使った機器同士の接続が必要な市場でも広く活用されるであろう。

1台で複数のクレジットカード加盟店契約を集約、切替可能
iPhone・iPad決済において日本初のソリューション

一企業が複数の異なるカード手数料率契約を保有する場合、従来は、異なる料率ごとに1台の専用決済端末を必要とした。たとえばホテルなど大型の宿泊施設では、フロントやバンケット、レストラン等で、料率や特性に応じてそれぞれ別の会社と契約する場合があり、決済端末も異なるものを複数設置している。

複数の決済センターへの接続を1 台の決済装置で実現するため、決済センター毎の暗号鍵の切替を決済装置内で行う特許

同社のソリューションでは、2012年8月リリースの「ペイメント・マイスター Ver.3.1」から、1台の端末に複数の契約を集約し、決済に応じての切替が可能となった。専門用語になりがちな契約名称をアプリ上で変更できるなど使い勝手も配慮されており、導入企業は複数端末の煩雑な管理から解放され、業務効率を改善できる。

片山氏は「この案件についても、このたび特許を取得することができました。すでに大手レンタル会社様などで、2つの加盟店契約を切り替えて使っていただいている事例がございます」と説明する。

▶3ブランドのコンタクトレスEMVに関するブランド認定取得 2020年に向けた訪日旅行客対応を加速

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■お問い合わせ先
株式会社フライトシステムコンサルティング
〒150-0013
東京都渋谷区恵比寿4-6-1
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