非接触決済/IoT機器向けに新たなNFC技術を発表(STマイクロエレクトロニクス)

2017年3月6日20:21

STマイクロエレクトロニクスは、非接触決済やデータ通信に対応する最新世代のNFC製品を発表した。同製品には、STが最近取得した市場実績のあるブースタ技術を採用したNFCコントローラST21NFCDとSTの最新のセキュア・エレメント技術を集積したST54システム・イン・パッケージ(SiP)ファミリに追加された新製品2品種が含まれる。

アクティブ・ロード・モジュレーションを特徴とするST21NFCDは、従来よりも長い距離で高速な決済が可能になるため、モバイル/ウェアラブル/ IoT機器などに適しているという。同製品は、NFCの各種通信モード(カード・エミュレーション、リーダー / ライタ、ピア・ツー・ピア)をサポートするほか、ファームウェアの更新ができるFlashメモリを内蔵している。また、NFC ForumのNCI 2.0仕様に準拠しており、NFCタグと通信を行うソフトウェアの開発を簡略化するとともに、データ交換のバッチ処理および自動処理をサポートすることで通信のオーバーヘッドを最小化する。同製品は、NFC Forum Type 1~5、ISO/IEC 18092(NFCIP:NFCインタフェースおよびプロトコル)、および最新のEMVCoを含む決済規格にも適合している。さらに、モバイル機器向けにGlobal Certification Forum(GCF)とPTCRBの認証を取得しており、端末によるMIFARE Classic暗号化タグの読み取りも可能だ。

ST54 SiP ファミリの最新製品であるST54FおよびST54Hは、NFCコントローラST21NFCDと組込みセキュア・エレメント(eSE)を統合している。同eSEは、Common Criteria EAL5+およびEMVCoなど、金融用途に向けたセキュリティ規格の認証を取得しているST33セキュア・マイクロコントローラである。同セキュア・マイコンは、ARM SecurCore SC300プロセッサを採用し、Java CardやGlobalPlatformなどのセキュアなオペレーティング・システム(OS)に対応している。。

ST54Fは、ST21NFCDと、ST33G1M2セキュア・エレメント(内蔵Flashメモリ・サイズ : 最大1.28MB)を統合している。ST54Hは、ST33G1M2の2倍の性能を持つST33J2M0セキュア・エレメント(内蔵Flashメモリ・サイズ : 最大2MB)を搭載しており、サービス・プロバイダが提供するデジタル・セキュア・アプリケーションとの接続を可能にしている。

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ペイメントナビ編集部

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