「白い恋人パーク」、幅広い金額でクレジットカードや銀聯が利用される

2017年4月3日8:00

複数の電子マネーを導入し、来館者の利便性を向上へ

札幌の人気観光スポット「白い恋人パーク」を運営する石屋商事では、パーク内でクレジットカードと銀聯、電子マネーとして、「iD」、「楽天Edy」、「WAON」、「nanaco」、「Kitaca」などの交通系電子マネーへの対応を行っている。白い恋人パークでは、複数の決済手段に対応することで、来館者の利便性向上に力を入れている。

来館者の3分の1が海外からの観光客
銀聯は少額な支払いでも便利に利用される

「白い恋人パーク」は、銘菓「白い恋人」をはじめ、石屋製菓の商品に関するテーマパークである。「白い恋人」の製造ラインを見学できるコースや、実際にハート形の「白い恋人」を作ることができる体験工房、さらにプロサッカーチーム「北海道コンサドーレ札幌」の専用練習場も併設されるなど、札幌の人気スポットの1つとなっている。

石屋商事 白い恋人パーク 主査 石川倫子氏

「白い恋人パーク」の有料ゾーンには、2016年5月~10月で約40万人が来館しており、対前年比で103.9%と伸びた。海外からの有料の入館者数は同期間で13万6,000人と約3分の1を占める。中国、台湾、タイなどからの旅行者は継続して多いが、香港やマレーシア、シンガポールなどからの観光客が伸びているそうだ。

カード決済については、クレジットカードと中国人観光客に定着している「銀聯」による決済サービスを従来から取り扱っている。石屋商事 白い恋人パーク 主査 石川倫子氏は、「日本人の方は比較的高額な支払いの場合に、クレジットカードで決済されるというイメージがありますが、中国人のお客様は少額のお支払いでも銀聯カードをお使いになられるケースが多いです」と説明する。また、海外からの観光客は現金の場合、日本人よりも時間をかけて小銭を取り出し、数える傾向にあるため、カード決済のほうがスピードが速まる面もある。

「白い恋人パーク」の中には、お土産コーナーや喫茶コーナーなどがあり、客単価もそれぞれ異なるが、「たとえばお土産コーナーでは自身や家族、会社の方などにお土産をまとめて購入される方もいらっしゃいます」と石川氏は話す。

2016年9月下旬からは免税対応も開始したが、店舗内での購入価格が5,000円以上で免税対象となるため、まとめて商品を購入するケースが増えているそうだ。

主要な電子マネーをすべて導入
店舗のレジオペレーションでもプラスに

2016年10月2日から、三井住友カードと契約し、パーク内で電子マネー「iD」、「楽天Edy」、「WAON」、「nanaco」、および「Kitaca」などの交通系電子マネーの取り扱いを開始した。サービス開始から間もないこともあり、具体的な検証はこれからだが、たとえば体験工房では、家族連れや若い女性等に支持されている「WAON」の利用が多い感触があるという。また、首都圏などで浸透している「Suica」などの交通系電子マネーの利用も目立つ。

「白い恋人パーク」ではマルチ決済に対応するとともに共通ポイントサービス「EZOCA」を導入

電子マネーの導入により、金銭のやりとりが不要になるため、レジオペレーションでもプラスになっている。石川氏は、「金銭をやりとりする必要がありませんので、素早く処理ができ、混雑している際は非常に便利だと感じます」と語り、笑顔を見せる。

なお、石屋商事が運営する「札幌大通西4ビル」内の、「イシヤカフェ」「イシヤショップ」「キャンディ・ラボ」の3店舗でも、従来から「iD」「楽天Edy」「WAON」を導入していたが、2016年10月より順次、「Kitaca」等の交通系電子マネーと「nanaco」の2つの電子マネーの取り扱いを開始している。

そのほか、「白い恋人パーク」、「札幌大通西4ビル」の3店舗では、リージョナルマーケティングが展開する共通ポイントサービス「EZOCA」を導入している。「EZOCA」では独自のプリペイドカード「EZOマネー」を展開しているが、リピーターの確保にも役立つため、将来的には導入を検討していきたいとしている。また、リージョナルマーケティングがアクワイアリング(加盟店開拓)を開始した中国人向けのスマートフォン決済サービス「WeChat Pay」の提案も受けているそうだ。

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