中東屈指のオンライン決済サービスプロバイダー「PAYFORT」の取り組みは?

2017年7月10日8:30

PAYFORTは、オンライン決済サービスプロバイダー(決済代行事業者)で、UAE(アラブ首長国連邦)、エジプト、サウジアラビア、ヨルダン、レバノン、カタールといった湾岸・アフリカの国々でサービスを展開している。加盟店は、VisaやMastercardといった国際ブランドの支払い、ローカルペイメント、ID決済などを使用可能だ。同社の取り組みについて、話を聞いた。

ドバイなどUAEでの非現金決済比率は年々高まる

PAYFORTは、湾岸やアフリカでサービスを展開するオンラインの決済サービスプロバイダーだ。VisaやMastercardの支払いに加え、サウジアラビアのSadad(サダート)、UAE・ドバイの「e-dirham(イーディルハム)」といったローカルペイメントにも対応している。同社は中東では屈指のオンライン決済プロバイダーとなるそうだ。

中央がPAYFORT シニア・セールス・マネージャ Mohamad El Husseini氏

同社のオンライン決済サービスは、中近東で有名なショッピングモール「Souq.com」をはじめ、「beIN SPORTS」「Landmark」「Jumbo Electronics」「talabat.com」「flynas, Air Arabia」など、2,000以上の企業で採用されている。ドバイなどのUAEではまだまだ現金決済が中心だが、オンライン決済比率は年々高まっているという。

「以前、ドバイを含むUAEでのオンライン決済は70%が現金で、クレジットカード等は30%であり、現金引き換えが圧倒的でした。現在は55%が現金で、クレジットカード等は45%の比率まで高まっています」(PAYFORT シニア・セールス・マネージャ Mohamad El Husseini氏)

携帯キャリアの分割払いに対応

現在、ドバイなどのUAEの全支払いに占めるオンライン決済の比率は10%以下。リアルに比べてオンラインの比率は低いが、年々、利用が伸びているという。オンラインでの現金以外での支払いはクレジットカードが圧倒的に多い。PayPalは、米国の口座がないと使用できないため、3%以下の比率となる。また、Visaの「Visa Checkout」やMastercardの「Masterpass」といったID決済サービスは新しいプロダクトであるため、普及はこれからの状態だ。

PAYFORTの強みとして、携帯キャリアの分割払いに対応している点が挙げられる。これは、他のオンライン決済プロバイダーでは対応できていないそうだ。従来、利用者はオフラインでの銀行との手続きが必要であり、その方法も面倒だったが、同社ではすべてオンラインで完結できるという。

50以上のショッピングカートをサポート

そのほか、PAYFORTには50以上のショッピングカートをサポートしており、「shopify」や「Magento」といったeコマースプラットフォームにも対応している。さらに、トークナイゼーションサービス、モバイル向けのSDKも提供している。

セキュリティ面では、ペイメントカードの国際セキュリティ基準「PCI DSS」に準拠している。加盟店からはPCI DSS準拠の決済代行事業者との契約を求める超えもある。なお、2,000の企業の決済処理を行っているが、5つの企業がPCI DSSに準拠している。

また、加盟店での支払時には本人認証手段である「3-Dセキュア」への対応が求められる。PAYFORTでは、加盟店における不正検知サービスとして、ReDの「ReD Shield」を提案している。

※取材は2017年5月1日、2日にUAE ドバイで開催された「Seamless Middle East2017」のPAYFORTブースにて

page toppagetop