セブン銀行ATMで24時間365日、 LINE Payカードやアプリによる入出金が可能に

2017年10月24日6:25

セブン銀行は、2017年10月23日から、LINE PayとATM利用提携を開始した。LINE Payでは、プリペイドカード「LINE Payカード」やスマートフォンにて、全国2万3,800台以上のセブン銀行ATMで、24時間365日取引が可能になった。同日には、東京都新宿区歌舞伎町のセブン銀行ATMにおいて、記者説明会が開催された。

左からセブン銀行 取締役常務執行役員 業務推進部長 河田久尚氏、LINE Pay 代表取締役社長 舛田淳氏

セブン銀行では「スマホATM取引サービス」の利用増に期待

セブン銀行では、全国2万3,800台以上のATMを設置しており、毎日約200万人が利用している。日本には20万台のATMがあると言われているが、その約1割のATMを設置していることになる。セブン銀行では、同行のATMのみで利用できるサービスを増やしているが、今回のLINE Payとの提携もその1つとなった。

すでに、2017年3月27日から、スマートフォンのみでATM取引が行える機能を活用した「スマホATM取引サービス(スマホATM)」を提供しており、じぶん銀行、プロミス、モビットがサービスをスタートしているが、今回、LINE Payでのサービス開始により、さらなる利用者の増加が期待できる。

LINE Payは、国内の月間利用者数が7,000万人を超えるコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」内で提供されているモバイル送金・決済サービスとなる。現在、国内3,000万人以上のユーザーが登録。LINE PayやJCBの加盟店でカードもしくはスマホによる買い物ができることに加え、入金、出金、送金などが可能であり、「銀行の預金口座とものすごく似ています。今回、LINE Pay様とATM提携させていただけるのは自然なことであり、嬉しく思っています」と、セブン銀行 取締役常務執行役員 業務推進部長 河田久尚氏は話す。

また、「金融サービスは結局のところお客様が便利に使っていただくかが勝負だと思っています。そのためにもサービスの認知に加え、一度使ってその利便性を実感していただく必要があります」(河田氏)とした。

アプリではATM上に表示されるQRコードをスマホで読み取って利用

今回の提携により、ジェーシービーと提携して発行するプリペイドカード「LINE Pay カード」を用いた入出金に加え、ATMに表示されるQRコードをスマホで読み取って入金(チャージ)操作が可能だ。LINE Payカードを利用する場合、カードを挿入すると入金(チャージ)・出金画面が表示される。アプリでは、ATM上に表示されるQRコードをスマホで読み取って利用する。ATM画面に表示されるQRコードはワンタイムで生成されており、不正な取引を防止している。

スマートフォン(コード利用)での出金、メインメニュー内チャージからの利用は順次サービス利用開始を予定している。

セブン銀行ATMでの入金(チャージ)手数料は無料で、最低利用金額は出金・入金共に1,000円。また、利用可能額は、出金の場合、1日あたり1万円。入金(チャージ)の場合、利用可能限度額はない。さらに、アカウントの残高上限以上の金額の入金はできない。

なお、LINE Payカードを使って出金する場合、あらかじめLINE Pay内での暗証番号設定が必要だ。

アプリではセブン銀行でのチャージを選択して利用する

QRコードをアプリで読み込み、スマホに表示された4桁のコードをATMに入力

LINE Payは“スマホのおサイフサービス”の加速に期待

LINE Payにとって、今回のセブン銀行との提携は、1年以上前から検討を重ね、実現したもの。LINE Payは、3,000万人のユーザーが登録しているが、“スマホのおサイフサービス”をオフラインでもオンライン同様に使えるようにするかが課題だったという。LINE Payでは、個人間の送金に加え、コード決済と言われるスマートフォンによるQR決済も可能だ。中国では、「WeChat Pay」や「AliPay」に代表されるQR決済が広がっているが、日本ではこれからの状態だ。セブン銀行ATMで24時間LINE Payの入出金が可能になることは、コード決済の推進にもプラスになると期待した。

LINE Pay 代表取締役社長 舛田淳氏は、「3,000万というアカウントをさまざまなパートナーとともに作っていくことが重要である」と語り、今後もさまざまな企業との連携を深めることで、新しいサービスを構築するとともに、ユーザー体験をより豊かにしていきたいとした。

セブン銀行はプリペイドカード発行企業との連携も進める

セブン銀行では、LINE Payカード以外にも、プリペイドカードを発行する企業との連携に力を入れている。2017年8月7日から、ソフトバンク・ペイメント・サービスとATM利用提携を開始。「ソフトバンクカード」利用者は、全国のセブン銀行ATMでのチャージ(入金)が可能となっている。

セブン銀行 業務推進部 次長 前田丈人氏によると、「現在、プリペイドカードを発行する企業と話し合いを進めている」そうだ。

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ペイメントナビ編集部

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