JCBのアジアを中心とした観光客向けの取り組みは?

2017年11月24日8:30

2017年11月1日と2日、台湾台北で開催された「第15回JCB世界大会」では、ジェーシービー ブランドマーケティング部長 杉山 宏彦氏が、「日本ツーリズムにおける JCB の役割」と題して講演した。JCBでは、中国、香港、台湾など、アジアの会員を中心に、空港、観光地などで積極的なプロモーションを行い、“日本に行くならばJCB”という認知を高めている。

ジェーシービー ブランドマーケティング部長 杉山 宏彦氏

東京タワーや京都タワーで割引サービスを提供
店舗では業界横断型のキャンペーンを展開

JCBでは、北海道の千歳、成田、中部国際、関西、福岡といった海外からの旅行者の多い5つの空港で、空港と市内を結ぶリムジンバスの料金を割り引くサービスを提供している。

また、日本で人気の高い、ディズニーリゾートとユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の双方のスポンサーを務める、唯一のカード会社となる。ウォルト・ディズニー・ジャパンとは、全国のディズニストアーで期間割引も提供している。USJでは、ジュラシック・パークの アトラクション「ザ・フライング・ダイナソー」の施設内にJCBラウンジを併設している。

観光地として、東京タワーや京都タワーでも割引を提供。すでに東京タワーは5万人の利用があり、京都タワーは開始1カ月で1,000人の利用者を超えた。

店舗では、日本最大規模のアクワイアラ(加盟店開拓企業)である強みを活かし、7つの加盟店で優待サービスを行っている。訪日旅行者に人気の高い複数の有力企業、ビッグカメラ、ヤマダ電機、マツモトキヨシ、サンドラッグなどの協力を得て、業界横断型のキャンペーンを展開している。

海外向けにフルーツ販売支援を開始
チャットボットの技術を使ったトラベルアプリを開発中

世界大会のJ&J事業創造のブースでは「Japan Fruits(ジャパンフルーツ)」を紹介

新たなサービスとして、ジェイティービー(JTB)との合弁会社であるJ&J事業創造では、「Japan Fruits(ジャパンフルーツ)」を開始。日本のフルーツは海外でも人気が高いが、帰国後にも食べたいと考える外国人がフルーツを取り寄せることが難しい課題がある。そのため、2017年10月からフルーツ狩りができる観光農園の予約代行、日本のフルーツを自宅に届けるEC通販を開始した。現在、EC通販は香港のみだが、台湾やASEAN諸国に拡大していく予定だ。

また、観光客が日本のフルーツをお土産として検疫手続きを済ませた状態で、帰国後に空港で受け取るサービスを開始した。開始当初は福岡空港のみだが、他の空港にも拡大していく予定だ。

さらに、多言語で行う海外会員専用のJCBプラザを銀座と京都駅に設けている。また、対面サービスに加え、24時間どこでもレストランの予約や旅行の問い合わせできるように、現在チャットボットの技術を使ったトラベルアプリを開発しており、来年中にリリースする予定となっている。

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ペイメントナビ編集部

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