PCI DSS対応のためのトークン化導入支援サービスの提供を開始(プロティビティLLC)

2012年11月29日11:31

プロティビティLLCは、2012年11月29日、PCI DSSへの準拠が必要なクレジットカード取扱事業者およびインターネットショッピング加盟店向けに、「トークン化導入支援サービス」の提供を開始すると発表した。

同サービスは、企業が保持するカード情報を保護し、その漏洩を防ぐため、カード会員データ環境(CDE、Cardholder Data Environment)へのトークン化製品の導入を支援するサービスである。PCI DSS準拠を目指す企業のデータ保護の高度化を実現するとともに、PCI DSS審査範囲の縮小や、システム改修などのPCI DSS対応コストを削減できるという。

トークン化とは、カード番号などの機密データを乱数により生成する別の文字列に置き換える技術である。トークン化されたデータは、暗号化方式と異なり、元データと数学的な関係がないため、トークン化されたデータが漏洩したとしても、全く意味のないデータとなる。これによって、システム全体の情報漏洩リスクを大きく削減するとともに、トークン化したカード番号を保持するシステムはPCI DSSの審査範囲から外すことが可能だ。

従来、カード情報の保護には、一般的に暗号化方式が採用されてきたが、新たなハードウエアの購入、システムの大幅な改修など、その実装には莫大なコストがかかっているそうだ。一方、トークン化は、カード情報を秘密化する有効な技術として認識されていたが、パフォーマンス(処理能力)や可用性が低かったため、採用が見送られてきたという。しかし、2011年8月に、PCI SSCからトークン化ガイドライン「PCI DSS Tokenization Guidelines」が公表され、カード情報のトークン化は、その活用によってPCI DSS審査範囲を狭めることができ、審査コストを削減するために有効であるとアナウンスされた。また、新技術の登場によって、トークン化の高速化が可能となった。

なお、プロティビティは、QSA(Qualified Security Assessors:認定セキュリティ評価機関)、ASV(Approved Scanning Vendors :認定スキャニングベンダー)に認定されているという。

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