FeliCa非対応端末でもかざしてクーポンサービスが受けられる(ぐるなび)

2011年4月22日1:33

FeliCa非対応端末でもかざしてクーポンサービスが受けられる
第2世代の「ぐるなびタッチ」が6月からスタート

ぐるなびは、2011年4月20日、「ぐるなびタッチ」のクーポン認証サービスを2011年6月から開始すると発表した。同サービスでは、利用者が気に入った店舗でクーポンを利用することで、飲食店からよく来店するリピーターであると認識され、より親しみのあるサービスが受けられるようになるという。

BUGのSST技術を利用し

iPhoneなどでも非接触の認証が可能に

ぐるなびでは、店舗に設置したビー・ユー・ジー(BUG)のFeliCa対応リーダライタ端末にモバイルFeliCaをかざすことでサービスの提供を受けられる「ぐるなびタッチ」を2007年に開発した。しかし、「当時は利用者の認知も決して高くはなく、ケータイをかざすことで決済が行われてしまうという誤解もあった」とぐるなび 代表取締役会長 滝 久雄氏は話す。また、利用できる携帯電話もモバイルFeliCa対応端末に限られていた。

BUGの端末は重量も軽いため、レジ横に設置する以外にも、店員が首からぶら下げて利用することも可能だ

同社ではその課題を解決した新サービスを開発し、「第2世代 ぐるなびタッチ」として発表した。利用できる端末もFeliCa対応携帯電話、FeliCa搭載スマートフォンに加え、FeliCa非対応のスマートフォン(Android/iPhone)でも専用のアプリを使用することで利用できるようにした。同サービスでは、BUGが開発したスマートフォン向けタッチ技術「Smart Sound Touch(SST)」の技術を活用している。SSTはスマートフォンにインストールしたSST専用のアプリケーションを起動してSST対応のぐるなびタッチ端末にかざすと端末がその都度、固有の音を生成し、専用アプリケーションがその音を処理してWebに接続したり、対応アプリケーションと連携し動作させる技術となっている。

ケータイ、スマートフォンでのクーポン認証の流れ

利用者は、ぐるなびの飲食店情報が掲載されたWebサイトからクーポンを取得する際、利用者の端末の識別を行い、ぐるなび認証データベースに蓄積する。クーポンを取得した利用者は店舗に来店し、ぐるなびタッチの端末にケータイやスマートフォンをかざすと、ぐるなび認証データベースで利用者の端末、店舗の識別が行われ、クーポンを画面に表示する。その後、店舗の従業員が実際の画面を確認することで、クーポンの利用が可能となる。

「店舗はどういった方が何回来店しているのかをデータベースで参照することができます。これにより、店舗の従業員はよりきめ細やかなサービスができるようになります」(ぐるなび 代表取締役社長 久保 征一郎氏)

利用者にとっても簡単にクーポンが取得でき、サービスを受けることが可能だ。また、個人情報は取得されないため、安心感があるという。

クーポンを利用して優良顧客の育成が可能に

全国3,000~4,000店舗で導入をスタート

また、Webサイトのクーポンをプリントして見せる場合も、ぐるなび認証データベースで利用者のPCを識別し、個々の番号を付与したクーポンを発行する。店舗は利用者がプリントして提示したクーポン番号をPCで入力することにより、利用状況の確認が可能となる。

さらに、グループで飲食店を予約する「スーパーらくらく幹事さん」では、予約して来店するとポイントなどの特典が受けられるサービスを提供する。これにより、店舗では予約後のキャンセルを防止することにつながるという。

昨今では、割引クーポンのサービスが乱立している。割引クーポンは一時の集客効果はあるかもしれないが、「最終的には価格競争に陥り、企業自体が疲弊してしまう」と前出の滝氏は危惧している。ぐるなびタッチの新サービスでは、クーポン認証機能の搭載により、利用者が当該店舗に何回来店したのがわかるようになるため、ぐるなびタッチを導入した店舗は、リピーターをはじめ特定のユーザーを確認することができ、ヘビーユーザーに対してより手厚いサービスが行えるようになる。

ぐるなびでは2011年6月から全国3,000~4,000店舗で導入をスタートし、順次、設置店舗を拡大する方針だ。

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