「Orico Prepaid Card」の発行は100万枚を早期に目指す(オリコ)

2016年8月11日8:49

プリペイドカードの発行でカード事業の底上げ図る
「Orico Prepaid Card」の発行は100万枚を早期に目指す

オリエントコーポレーションは2015年11月、国際ブランドプリペイドカード「Orico Prepaid Card」を導入した。国内外で利用可能なプリペイドカードとしてはカードブランドをMasterCardとVisaから選べる国内初のサービスで、両ブランドの国内外加盟店における利用が可能だ。早い時期での100万枚獲得を目標に、SNSを通じたプロモーションなどを強化し認知度を高めていく。さらにプリペイドカード事業としてコストコにハウスカード型のASPサービスを提供しており、今後は複数の企業に同様の取り組みを進める。

さまざまなチャージ手法で利便性を提供
「Orico Prepaid Card」の利用金額は想定以上に高めで推移

昨今はクレジットカード市場が飽和状態となる一方で、電子マネー市場は右肩上がりで引き続き成長が見込まれている。中でも注目されているのがブランドプリペイドカードで、前払い式でクレジットカードの国際ブランドを付帯できるという特徴を持つ。国際ブランドプリペイドカードは従来インターネットでの利用が主流だったが、最近はリアル店舗でも使えるものが多く発行されている。

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左からオリエントコーポレーション カード推進グループ カード企画部 課長 天野弘規氏、同部 小南和彦氏、同部 中尾岳洋氏

「『au WALLET』といった携帯キャリア系プリペイドカードが火付け役となったことや、『LINE Pay』など新たなプロダクトの登場もあってプリペイド市場は急速に拡大しています。規模的には1 兆5000億円まで拡大すると見込まれているため、弊社でもその波に乗り遅れないように参入を決めました」(オリエントコーポレーション カード推進グループ カード企画部 中尾岳洋氏)

まずは自社のクレジットカード会員に向けて、各種媒体を活用したプロモーションを実施。同部 小南和彦氏は、「フェイスブックなど口コミ型のSNSを通じて『Orico Prepaid Card』認知のプロモーションを展開し、会員数の増加を目指しています」と口にする。

国際ブランドプリペイドカード「Orico Prepaid Card」
国際ブランドプリペイドカード「Orico Prepaid Card」

入会申込みはWeb 経由で行い、チャージ手法はクレジットカード、オリコポイント、コンビニ、銀行振込み、インターネットバンキングの5種類。クレジットカードではオートチャージ機能も設定できる。チャージ上限金額は25万円で、1回当たりの上限は4 万9,000円。申込みは12歳以上となっている。

特典として、利用金額の0.25%をチャージ残高にキャッシュバック。さらに9月末日までのキャンペーン期間内に入会し1 万円以上をチャージした場合、500 円のチャージ残高キャッシュバックも実施している。

チャージ方法では、オリコポイントの利用が最も多い。これまでは貯めたポイントをギフト券と交換する人が多かったが、「Orico Prepaid Card」の導入により使い勝手が広がり、ポイント活用のニーズ拡大につながっている。利用者は自社のオリコカード会員が中心だが、当初の想定以上に利用頻度や利用金額が高めで推移しており、月間の利用金額は1万円以上とかなり多い。利用シーンについては想定通りコンビニやスーパーといった日常使いが目立つ。現在はギフト需要としての商品性は見込んでおらず、当面は自己利用を取り込むつもりでいる。

同部 課長 天野弘規氏は、「スタート後半年と日が浅いことに加えてブランドプリペイドカード自体の認知度がまだ低いことから、サービス啓蒙への取り組みを優先し、運用ノウハウの蓄積に注力している段階です」と説明する。

「プリペイドカード&ギフトカードガイドブック」から一部抜粋

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