前払式支払手段を活用した個人間の無料送金アプリ「Kyash」を発表(Kyash)

2016年12月14日18:15

Kyashは、個人間で簡単に送金・決済が出来る無料送金アプリ「Kyash」の提供を開始すると発表した。2016年12月14日より、招待制のクローズドβ版を、2017年初春にiOSアプリから順次一般公開を予定している。同アプリは国内初の前払式支払手段を活用した個人間の無料送金システムとなり、初年度獲得ユーザー数目標を100万人に設定している。

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「Kyash」は、 アプリをダウンロードしたユーザー同士が無料で送金・受取を行える仕組みのため、時間や場所を問わず送金ができるほか、アカウント残高を利用した支払いも可能なサービスであるという。現金の入出金・振込にかかる手数料、銀行口座の情報は不要。同サービスによって、日常の割り勘やお小遣い、コンサート・寄付・スポーツ観戦などのさまざまなシーンでのお金のやり取りを実現するそうだ。

具体的に、「Kyash」アプリは、アカウント登録を済ませたあと、手持ちのクレジットカード等の各種カードを登録してもらうことで、時間や場所を問わず無料で送金が行えるようになる。また、「Kyash」アプリは、そばにいるユーザーやFacebookなどのソーシャルネットワークで繋がっている相手を送金先に指定することができる。送金時には、メッセージや画像をつける機能や、複数人への送金、他のユーザーに対して送金の依頼を送ることも可能だ。

「Kyash」アプリのアカウント残高は、Kyashが発行するVisaカードへのチャージを通じて、オンライン・国内外のVisa加盟店での買い物に利用できる。

セキュリティ面では、カード会員情報や取引情報を保護するための国際的なセキュリティ規格である「PCI DSS V3.2」に完全準拠している。

なお、同社はFinTechの送金・決済領域において無料送金アプリ「Kyash」の提供にあたり、第三者割当増資による総額10億円超の資金調達を実施することに合意し、同時に三井住友FGおよび電通グループと業務提携を開始している。

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