みずほ銀行のスマホ決済サービス「スマートデビット」の強みとは? 「QUICPay+」加盟店で利用可能

2018年2月14日9:57

みずほ銀行、ジェーシービー(JCB)、大日本印刷(DNP)は、2018年2月13日に記者説明会を開催し、日本初の新しいスマホ決済サービスとして「スマートデビット」の発行を今春から開始すると発表した。銀行口座直結のデビットカードにより、「QUICPay+(クイックペイプラス)」加盟店での支払いを実現させている。

中央がみずほ銀行 専務執行役員 齊藤 哲彦氏、左がジェーシービー 代表取締役兼専務執行役員 浜口強氏、右が大日本印刷 専務執行役員蟇田 栄氏

即時にスマホ上で非接触ICカードが発行可能

みずほ銀行が開始する「スマートデビット」は、 Android端末上でみずほ銀行の「みずほWalletアプリ」から申し込み可能だ。みずほ銀行では、JCBデビットカード「みずほ JCBデビット」をカード型で展開しているが、その利用者に加え、同行の口座を保有する人であれば即時にスマートフォン上で非接触ICカードが発行される国内初のサービスとなるそうだ。

サービスの開発に向けて、みずほ銀行 専務執行役員 齊藤 哲彦氏は、「日本の文化、環境にあった、お客様にとって利便性の高いサービス」を意識したという。

加盟店として、全国で端末台数65万台以上の「QUICPay+」加盟店で利用可能だ。デビットカードのため、利用の都度、金額が口座の残高の範囲で口座から引き落とされる。利用限度額も利用者自身で設定可能だ。また、決済利用者へのインセンティブも検討している。

さらに、「みずほWalletアプリ」では、預金口座の残高、利用明細などを一元管理可能だ。さらに、スマホ画面の券面も9券面から利用者が自由に選択できる。

「日本では間違いなくなく、世界的にみてもない」サービス?

同サービスでは、実際にテスト用のアプリを構築し、顧客にでも体験をしてもらい、使い勝手やニーズを確認しながら開発を進めた。その結果、スマホファースト、デビット決済に加え、①すぐに使える、②どこでも使える、③便利に使える、④安心して使える――を満たすサービスを構築できたという。これらをすべて満たすサービスは、「日本では間違いなくなく、世界的にみてもない」と齊藤氏は自信を見せる。また、デビット決済をスマホで行えるのはインパクトがあるとした。

みずほ銀行では、地銀など、他の金融機関にも同サービスのOEMでの利用を提案している。またQUICPay+以外の支払い手段もアプリに追加可能とした。さらに、決済データを活用したマーケティングにも取り組む予定だ。

QUICPay+のEMVトークナイゼーション機能を提供

ジェーシービー 代表取締役兼専務執行役員 浜口強氏によると、同サービスにおけるJCBの役割として、口座保有者へのモバイルデビットを即時で発行する機能、QUICPay+のEMVトークナイゼーション機能を提供しているそうだ。

これにより、「安心・安全にお買い物を楽しんでいただける」と浜口氏は話す。QUICPay+決済は、大手コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ファストフードなどで利用可能となっている。

DNPはスマホアプリの開発、スマホ決済プラットフォームを提供

DNPでは、2014年に「スマートフォン向け銀行口座アプリ」提供、2017年から融資業務における「みずほ電子契約サービス」の共同開発を行うなど、みずほ銀行との連携を行ってきた。DNPでは、モバイル決済サービスとして「DNPモバイルWalletサービス」を提供しているが、専務執行役員 蟇田 栄氏によると、スマートデビットでは、スマホアプリの開発、スマホ決済プラットフォームの提供を行っている。

AndroidでEMVトークナイゼーションは国内初に

なお、今回のサービスは、DNPモバイルWalletサービスを機能拡張することにより、スマホでのデビット非接触IC決済を国内で初めて実現させた。同社では、Appleのスマホ向け決済Apple Payに対応したトークナイゼーション機能を提供しているが、「Androidでトークナイゼーションは国内初となります。Android、FeliCa向けサービスということで、カスタマイズをかけました」と、情報イノベーション事業部 C&Iセンター マーケティング・決済プラットフォーム本部 副本部長 土屋輝直氏は説明した。

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ペイメントナビ編集部

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