インヴァスト証券、投資専用ポイントを付与するクレジットカード「インヴァストカード」投資意欲はあるが知識や資金に不安のある若年層や女性から支持

2018年4月5日8:00

インヴァスト証券はジャックスとの提携により、投資専用のポイントを付与するクレジットカード「インヴァストカード」を発行している。ポイントを自動的にキャッシュバックし、自動積み立て投資サービス「マネーハッチ」により運用する。投資に興味はあってもなかなか行動に踏み切れなかった20代や女性層の支持を得て、新規ユーザーの取り込みに成功している。

ポイントを自動で現金化、自動で投資、運用
投資先としてETFを4種類ラインナップ

インヴァスト証券では2017年7月から、ジャックスとの提携により、「インヴァストカード」を発行している。ショッピング利用額100円に付き1ポイントを還元。これが毎月、1ポイント=1円としてインヴァスト証券の取引口座にキャッシュバックされ、投資資金に振り替えられる。インヴァスト証券 マーケティング部 河田泰治氏は、「ほかには類を見ない、投資専用ポイントが付与されるクレジットカードとなっています」と説明する。

投資専用のポイントを付与するクレジットカード「インヴァストカード」

日々の生活と投資を結び付けるサービスを提供したいというインヴァスト証券の構想と、ポイント還元だけではないユニークな魅力を備えたクレジットカードを作りたいというジャックスの思いが、このカードに集結した。

投資先として、リスクが低いと言われるETF(上場投資信託)を4種類ラインナップ。運用手法には、同社が提供する自動積み立て投資サービス「マネーハッチ」を用いる。0.1口からの少額投資が可能で、ポイントの積立金額が買い付け可能額に達すると自動的に投資し、自動売買により運用する。ちなみに、これまでの「マネーハッチ」の運用実績は良好だ。

「キャッシュバックから運用まで、すべて“自動”にこだわりました。従来のクレジットカードのような、ポイント交換の手間や、失効の心配もありません」(河田氏)

クレジットカードの月間利用額の平均ボリュームゾーンは、約6万円と言われている。1%の還元率の場合、月に600ポイントが貯まる。一方、世界株対象のETF、0.1口は現在、約800円。ほぼ2カ月で運用を開始できる計算だ。

「クレジットカードを利用するだけで、元手資金ゼロから資産形成を始められ、運用の楽しさも体感できます。投資の入り口として最適です」(河田氏)

投資意欲の高い若年層、女性ユーザーが多い
利用者の4割は主体的に銘柄を変更

同社では、既存ユーザーに対してはeメールやWebサイトで、新規ユーザーに向けては主に新聞や雑誌の取材記事、および、金融関連の雑誌・インターネットメディアに出稿する記事広告を通して「インヴァストカード」の認知拡大を図っている。

同社はもともとFX(外国為替証拠金取引)を主力商品としており、既存ユーザーの9割は男性、年代別では30~40代が7割を占めていた。

一方、「インヴァストカード」会員を含む「マネーハッチ」の新規利用者では、20代男性が3割を占め、男女比は8対2。40%が投資未経験者だ。20代男性や女性の新たな取り込みに成功しているわけだが、河田氏は、「周知が進めばこれらの層はもっと広がるはずです」とさらなる新規ユーザー獲得に意欲を見せる。

「マネーハッチ」では、投資先の4種類のETFのうち、まず、最も安定的と言われている世界株を対象としたETFを自動的に買い付ける設定になっている。「インヴァストカード」会員の6割はその初期設定のまま据え置いているが、4割は日経連動型やレバレッジ型など主体的に銘柄を変えている。「インヴァストカード」のポイントにプラスして、口座に入金する会員も予想以上に多く、同社にとっては嬉しい誤算だったという。

マネーハッチ画面イメージ

また、これまでFXに投資してきた既存ユーザーの中にも、「インヴァストカード」会員になり、並行して「マネーハッチ」で積み立て投資を始めるケースが少なくない。証券口座は残してあるが取引を休止していた休眠ユーザーが、「インヴァストカード」をきっかけに取引を再開するケースも多い。新規拡大、追加投資獲得の両面で、「インヴァストカード」は好調に成果を上げているようだ。

証券口座を開設した会員は投資意欲が旺盛
ポイントや投資先を増やし、魅力を高める

「インヴァストカード」会員になるためには、証券口座の開設が必須。これが入会のハードルになっているが、逆にこのハードルを越えた会員は投資意欲が旺盛。「インヴァストカード」の平均利用金額は高く、多くの会員がメインカードとして使っていると見られる。

河田氏は、「さまざまな金融サービスが登場する中で、新しいものに投資したいニーズが高まっています。今後はポイントや投資先を増やすなど、提携先を増やして、サービスの魅力をより高め、多様なニーズに応えていきたいと考えています」と語り、笑顔を見せた。

カード決済&セキュリティの強化書2018

関連記事

ペイメントニュース最新情報

決済シーンにdelight(ワクワク感)を!PCI P2PE 認定国内実績 No.1の「確かな信頼」を提供します(ルミーズ)

国内最大級のクレジットカード情報データベース(アイティーナビ)

電子マネー、クレジット、QR・バーコード、共通ポイントなど、多数のキャッシュレス決済サービスをワンストップで提供(トランザクション・メディア・ネットワークス)
決済領域を起点に多様なビジネスニーズに応える各種ソリューションを提供(インフキュリオン)
ReD ShieldやSift等の不正検知サービスを提供し、お客様の不正対策を支援(スクデット)
「お金の流れを、もっと円(まる)く」決済ゲートウェイ事業のパイオニアとして、強固なシステムでキャッシュレス決済を次のステップへと推進します。(ネットスターズ)
現金とキャッシュレスの売上をリアルタイムに確認可能なIoTプラットフォーム「IoT Cube」/Pay BOX(飛天ジャパン)

BtoCもBtoBも。クレジットカード決済を導入するならSBIグループのゼウスへ。豊富な実績と高セキュリティなシステムで貴社をサポートいたします。(ゼウス)
TOPPANの決済ソリューションをご紹介(TOPPANデジタル)
多様な業界のニーズに対応した、さまざまなキャッシュレス・決済関連サービスを提供する総合決済プロバイダー(DGフィナンシャルテクノロジー)
決済業務の完全自動化を実現する「Appian」とクレジット基幹プラットフォームを合わせてご紹介!(エクサ)

国内最大級の導入実績を誇る決済代行事業者(GMOペイメントゲートウェイ)

チャージバック保証、不正検知・認証システムなどクレジットカード不正対策ソリューションを提供(アクル)

非対面業界唯一!!カード会社とダイレクト接続により、安心・安全・スピーディーで質の高い決済インフラサービスを提供。Eコマースの健全な発展に貢献する決済代行事業者(ソニーペイメントサービス)

stera terminalでお店のポイントがつけられる「VALUE GATE」(トリニティ)

Spayd スマートフォン、タブレットがクレジット決済端末に!(ネットムーブ)

DNPキャッシュレス 決済プラットフォームをご紹介(大日本印刷)

PAGE TOP