中国の交通カードシステムの相互接続、広域利用を可能にする「交通联合」とは?

2018年9月3日8:00

全国交通一卡通互联互通(交通联合)は、中国運輸省等が主導する中国の交通カードシステムである。交通联合は、北京、天津、上海、河北省など、中国のさまざまな都市の鉄道、地下鉄、バス、タクシー、フェリーなどでカードの相互利用が実現可能だ。

カードは中国のすべての公共交通機関をカバー

中国では、2020年までに220の都市、ほぼすべての輸送機関が交通联合のシステムに統合され、カードはすべての公共交通機関をカバーする予定だという。カードには「China T-union 交通联合」のロゴが記載されている。

同交通システムは、2012年に国家主導で江蘇省や広東省、吉林省を選定。IC乗車券の相互利用や広域利用のプロジェクトがスタートした。2013年には、独自の仕様が制定され、全国都市公共交通カードのオペレーションセンターが立ち上がった。2014年、運輸省は、カードの技術標準を規制している。

交通联合の対応カード

2015年には、鎮江市で「江蘇交通カード」バスICカードが初めて発行された。また、北京、天津、河北の各都市を結ぶ交通カードも発行されている。

現在は、深セン、広州などのバスでも1枚のカードで移動できるようになっている。

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モバイル決済技術に関する仕様も発表

2016年には、NFCやQRといったモバイル決済技術に関する仕様も発表。Apple Pay、Huawei PayなどのNFCモバイルペイメントのプラットフォームで決済できるようになっている。また、中国移動(China Mobile)では、USIM対応の「NFC手机交通卡(NFCモバイルの交通カード)」ベータ版を発表。Fujian Traffic Card Companyでは、NFCのHCE機能を備えたAndroidスマートフォンに対応したアプリをリリースしている。

なお、昨年末時点での接続都市は190で、2018年6月末で210に達している。

※2018年6月27日~29日まで中国・上海の上海新国際博覧センターで開催された「Mobile World Congress Shanghai 2018(MWC上海2018)」より。

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