木更津の電子地域通貨「アクアコイン」が商用化、店舗に加え神社仏閣でのお賽銭奉納も(フィノバレー)

2018年9月26日11:30

アイリッジの連結子会社のフィノバレーは、同社の提供する電子地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を利用した、木更津市域を対象とする電子地域通貨「アクアコイン」が、2018年10月1日から商用提供が開始され、同時にキャンペーンを実施すると発表した。

スタートアップキャンペーンとして、加盟店の加盟促進のため、決済手数料および加盟店間の送金手数料無料キャンペーン、導入費用無料キャンペーンを行うほか、ダウンロードおよび利用促進のため、チャージ金額の3%プレゼントキャンペーン、ちばアクアラインマラソン2018でのポイントプレゼントキャンペーンを行う

「アクアコイン」は君津信用組合、木更津市、木更津商工会議所が連携して導入を推進している地域通貨で、スマートフォンアプリ上で利用できる電子通貨だ。利用者は加盟店に設置された二次元コードを読み取ることで決済できる。また、取引履歴がスマートフォンアプリ上で管理できるほか、指紋認証や暗証番号の設定が行える。加盟店側は二次元コードの設置のみで導入可能なため初期導入費用負担が少なく簡単に即座に導入できることに加え、現金の管理や取り扱いの手間が省ける特徴がある。

「アクアコイン」は018年9月18日現在、スーパーやコンビニエンスストアから、木更津市の伝統技芸を受け継ぐ花街、神社仏閣でのお賽銭奉納まで、約310の加盟店での利用が可能だ。今後は加盟店を拡大していくとともに、ボランティア活動に参加した市民への行政ポイントの提供などを通じて、行政・商工会議所・金融機関が連携して取り組む全国初の電子地域通貨として、地域経済とコミュニティ双方の活性化を目指す。

なお、木更津市では2017年10月にプロジェクトチームを立ち上げ、「電子地域通貨を活用し、市域内の経済循環を高める」などの課題に対して検討を行い、市として取り組むことを決定した。また、君津信用組合は地域金融機関の地域貢献の一環として電子地域通貨「アクアコイン」の導入・普及に取り組む「地域通貨課」を新たに設置し、市内商工業の改善発達・地域経済振興を目的とする木更津商工会議所を加えた三者が連携するプロジェクトとして、2018年3月28日から6月24日の3カ月間、三者の職員等901名を対象とした「アクアコイン」の実証実験を行った。実証実験では売上目標3,000万に対して売上実績約4,149万円、件数にして4,852件の利用があり、利用者の利便性や経済効果等を検証した結果、今回の商用展開を決定した。

今後の予定として、10月1日の運用開始時よりプリペイドカードチャージの利用を開始することとあわせ、10月中旬よりチャージ専用機の利用開始を予定している。また、ユーザーの利便性向上の目的で入金上限額の200万円までの引き上げや利用者間の送金機能の提供を予定しているほか、2019年度にはコミュニティの活性化を促す行政ポイントの提供開始も想定している。

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